❤恋するねこばす❤ 第三回(最終回)
↑ 【作者コメント】 天草一の浴衣男子の副長を描きました、どや!(笑) 「 俺が ちょうど小間物屋の出店の前を通りかかった時に 彼女から声をかけられたんだ 」「 え~~~! 逆ナンパでしゅか~~!? 」 「 ぎゃくなんぱ・・・って何だ? 」「 ボーイハントってことでしゅ 」 「 ぼーいはんと・・・って何だ? 」「 いちいち めんどくせぇなぁ~~! もういいから、話を続けてくださいよッ 」 「 なんでもこれから 彼氏と逢引(あいびき)するそうで 」「 あいびきぃ~~! なんか やらしい~~ 彼氏とデートってことでしゅね 」 「 でーと・・・って? 」「 いいから とっとと続きを聞かせろッ! 」 「 彼女 今年の夏 初めて浴衣を着たんだと 」「 浴衣女子デビューでしゅね よく似合ってるよって彼女に言ってあげましたか? 」 「 なんで俺がそんなこと 言わなきゃいけねえんだ? 」「 ふくちょーに 女子が喜びそうな言葉を期待しても 無駄だってことは よくわかってましゅけどね(苦笑) 」 「 彼女 どの髪飾りにしようか なかなか決められずに いたところ 傍を通りかかった俺に 相談したってわけだ それを見かけたオマエが 何か勘違いしたようだが 俺は 彼女に 髪飾りなど買ってねえからな どちらがいいと思いますかって 尋ねられただけだ 」「 ん~~、でも ふつう 男の人に相談するかなぁ~? 」 「 だろ? だから 俺も 彼女に言ったんだ 女性の髪飾りなんて ぜんぜん詳しくないぞって・・・ そしたら彼女が言うには 俺が浴衣をピシッと着こなして
いるんで 着物に関して精通しているんじゃないかと
思ったそうだ 」「 ピシッと着こなしてるって・・・ ふくちょーってさぁ~ なんか しれっと自慢話をぶっこんでくるよね~~ 」 「 さきほどは どうも有難うございました 」「 あ、亜麻色の髪の乙女だ~~ 」 「 今晩は! 」「 あ、この人が彼氏さん?
ずいぶんとイナセだねぇ~~ 」 「 今まで天草太鼓の練習をしてたんです 」「 浴衣と法被コンビ❤
ふたりともお似合いでしゅ♪ 」 「 そ、その髪飾りだが・・・ アンタの髪の色に
その~~ よく似合ってるゾ! 」「 ふくちょーったら 浴衣を褒めなかったから 髪飾りを必死になって褒めてる~ (カワイイ) 」 「 この髪の毛の色 生まれつきなんです ちょっとコンプレックスだったけど そう言って いただくと とっても嬉しいです♪ 」 「 僕も 彼女の髪の色 大好きです! 」 「 私たち この秋 結婚するんです♪ 」 「 それは おめでとう! 」 「 では 私たちは これで・・・ ピンク猫の着ぐるみのカワイイお嬢ちゃんも 素敵なお父さまと 夜市をたくさん楽しんでね ♪ 」「 キャハハ! ふくちょー、
お父さまって言われちゃいましたよ(笑) 」 「 ・・・ 不本意だ 」 「 三十路のオッサンと 小学一年生の
ねこばすだもん やっぱ 親子にしか見えないのかなぁ~~ 恋人同士に見えたら 超嬉しいんでしゅけど ♪ 」 「 もっと不本意だ!!! 」 「 ふくちょーと彼女が 恋人同士じゃないと
わかったら 安心して おなかがすいちゃいました これからオウチで カップヌードルでも食べよ~っと ♪ 三分間待たないで 二分で食べちゃうもんね!
初挑戦! 」 「 おいおい、 せっかく夜市に来たんだから この辺りの店で 何か旨いものでも食わねえか? オマエの好きなもの なんでも奢ってやるよ 」 「 えっ!? ほんとでしゅか~~♪ ♪ ♪ ねこばす ふくちょーに
一生ついていきましゅ!!! 」 ❤恋するねこばす❤ お・し・ま・いッ 結局は 色気より食い気かよッ!(読者の声)
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