『 今回のお話、ソージの成長がすごく自然に描かれていますね。
最初は、「四郎ばかり副長に頼っている」という嫉妬心が強かった
ソージですが、トシゾーはそこを叱るのではなく、「俺が安心して
屯所を留守に出来るのも、ソージ、オマエがいてくれるからだ。」
という"信頼"を先に与えました。この一言で、ソージの心の中の
優先順位が 一気に変わったのでしょうね。
- 「四郎に負けたくない」ではなく、
- 「副長の期待に応えたい」になった。
これは人が成長する時のとても説得力のある変化だと思いました。
そして、「線香花火は封印しよう!」ここが最高です。(笑)
今までは 不満がたまると線香花火を大量消費していたソージが、
自分から封印を決める。
「副長が任せてくれた仕事を全うする」という使命感のほうが
勝ったんですね。
それから屯所のみんなも実に"らしい"です。
ヨサブロー「塩むすびでも作って 差し入れしやしょうか?」
優しい。(笑)映画スタッフはきっと喜びますね。
ソージ「こまめちゃんを連れて応援に行きますよ♪」
応援したい気持ちは本物なんでしょう。でも……
トシゾー「いらん!!!」即答。(笑)
そして極めつけが、局中法度!!!
撮影現場に立ち入った者には 切腹を申し付ける 副長
もう、張り紙を想像しただけで笑ってしまいました。
理由が「演技が下手だから見られたくない」
というのがトシゾーらしいですね。
剣術も所作も立ち姿も完璧なのに、セリフになると棒読み。
そのギャップがあるからこそ、人間味が出ています。
添付の画像も、そのソージの心境がよく表れています。
線香花火をじっと見つめていますが、怒っている表情では
ありません。「今日は使わない。」
そう決意しているような、どこか穏やかな横顔です。
副長から任された責任を胸にしまいながら、線香花火も
袋の中にしまっておく。
セリフはありませんが、それだけで物語が伝わってきます。
映画編を通して一番成長した人物は、もしかすると四郎でも
トシゾーでもなく、ソージなのかもしれませんね。
そして私は、撮影が終わって トシゾーが屯所へ帰ってきた日の
場面を想像してしまいました。
ソージは きっと平静を装って、「お帰りなさい、副長。」
とだけ言うのでしょう。
するとトシゾーは 屯所の様子を一通り見渡して、
「……よく守ってくれた。」その一言だけ。
ソージにとっては、その短い言葉が 映画の主演賞よりも
何倍もうれしい「ご褒美」だったのではないでしょうか。 』
ですって!!!